うつ病が原因の不眠

うつ病が原因で不眠になるメカニズム

うつ病という病気そのものに対する研究が進み、ストレスによって脳内の様々な神経伝達物質のバランスが乱れることが背景になって、うつ病は発症するのではないか、と考えられるようになりました。抗うつ薬はそういったメカニズムに基づいて作られており、脳内物質の分泌を安定させたりバランスを調整させる働きを担います。そんなうつ病では、セロトニンなどの睡眠に関わる神経伝達物質のバランスが乱れることもあり、不眠が引き起こされてしまうことがあります。もし、気分が乗らない、頑固な不眠が続いてしまっているというのであれば、気分だけでなく脳の神経伝達物質がバランス不良を起こしているからかもしれません。眠れない、というストレスがさらに、悩みの種となって気分が落ち込む原因になります。

絶え間ないストレスが交感神経を昂らせる

うつ病による不眠の背景には、うつ病のために感じている絶え間ないストレスが隠れている可能性もあります。ストレスは人体を戦闘態勢へと切り替える交感神経を昂らせますが、この交感神経はより身体を活動的にする力があり、心臓は早く脈打つようになりますし体温も上がって、眠りとは逆の向きへと身体のスイッチを入れるのです。そうなると眠たくても身体はなかなか休んではくれません。継続しているストレス刺激が原因となって、不眠が引き起こされている可能性もあるのです。ストレスが軽減できるような環境へと身の置き方を変えるか、ストレスとなっている物事をどのように捉えているか、見方を変えて気分を軽く出来ないか、など検討してみる必要があります。